結婚式は人生の晴れ舞台。
しかし最近結婚式をあえてしない「ナシ婚」を選ぶカップルも増えています。
ナシ婚は今どうして選ばれているのでしょう?結婚式の意味と一緒にナシ婚についても考えていきましょう。
目次
ナシ婚を選ぶ人ってどのくらいいるのか
ナシ婚を選ぶ人は昔より増えてきたとはいえまだまだ少数派。
結婚式らしいことは全く何もしなかったという人は全体の14.8%にすぎません。
このように大々的な披露宴を行うカップルは全体の半分くらいしかいないのは驚きですが、挙式や会食など何らかの形でけじめを示す機会を作っていることが分かります。
ナシ婚を選択する理由とは3つ
まだ少数派とはいえ、ナシ婚を選択する人の理由はなんでしょう?
ナシ婚を選択する大きな理由は3つあります。
- 費用が高い
- セレモニーが嫌(注目されたくないなど)
- お金を違う事に使いたい
結婚式の平均費用は357.5万円でご祝儀を考えても平均自己負担額は142.8円ですからかなりの痛手。
不景気が続いていることもあり「そんなお金ない!」と考える人が多いのも理解できます。
他のことに使いたいという人の使い道は「新婚旅行」や「貯金」「養育費」など。
結婚するとなにかとお金が必要になりますし、貯金はできるだけ手を付けずに増やしたいという気持ちが強いのでしょう。
ナシ婚を選択したら「しないといけないこと」
ナシ婚を選んだからといって「ナシ婚」=「何もしなくて良い」ということにはなりません。
ただ一緒に住むだけの同棲ではなく、籍を入れて結婚するのですから。
結婚式をしないナシ婚でも手順を追ってするべきことがありますので、しっかりとやることはおざなりにしないようにしましょう。
2人で結婚式をしないのか意思確認
ナシ婚を希望していたとしても2人できちんと話し合うことが大切です。
例えばどちらかが「結婚式をしたくない」と言っているだけでパートナーが結婚したい気持ちを抑えているだけかもしれません。
本当に結婚式をしなくてよいのか、そしてなぜしたくないのかきちんと気持ちを確認しておきましょう。
両家の親に結婚式をしないことの報告
結婚式をしないと2人で決めても、結婚は2人だけの問題ではありません。
親は子供の結婚式を楽しみにしているものです。
反対されるのが面倒くさいからと結婚した後の事後報告では失礼です。
入籍時期を決める
結婚式をしないと決めたらいつ入籍するのか入籍時期を決めましょう。
結婚式をしないので入籍の日が大切な記念日となります。
結婚式をしないのであれば尚更けじめとして二人で役所に行ける日を選びましょう。
結納・顔合わせ
最近は結納をしないカップルも増えていますが、結婚式をしないと結納も自動的になくなるというわけではありません。
結納は正式に婚約が認められたということで、新郎側から新婦側へ結婚の支度金を送る日本の習慣です。
結納をしないのであれば新婦側から新郎側へ結納が不要な事を伝えます。
結納をしないとしても両家の顔合わせは忘れてはならない行事です。
顔合わせは両親だけでなく兄弟姉妹も呼びましょう。
場所は少し格式のある料亭やレストランなど、結納を行うような場所をおすすめします。
周りへの報告
結婚式をしないと結婚報告を多方面にそれぞれしなければいけません。
結婚式をするのであれば結婚式へ招待することで一度に感謝と報告ができますが、結婚式をしないとなると親族・友人一人一人に報告が必要です。
親族関係への報告
一番良いのは直接会って報告する形です。
特に親族関係は後でなにかと文句を言われることが多いので、親から連絡してもらって親族を集めてもらうとスムーズです。
直接会うとが難しいのであれば電話や手紙で報告します。
友人への報告
友人関係は親しさにもよりますが最近ではSNSやメールで報告することもあるようです。
職場への報告
私事だからといって職場に結婚の報告をためらってはいけません。むしろ親の次に職場への報告を優先してほしいくらいです。
職場では保険や氏名・住所変更などいろいろな手続きをしなければなりません。
結婚式をしないのであればまず上司に結婚の報告をし、それからいろいろな手続きをお願いしましょう。
結婚式は誰のためするのか理解が必要
結婚は二人だけの問題ではありません。
昔ながらの考え方だと笑うかもしれませんが、結婚は好きな二人が一緒に生活を共にするという意味だけではなく、両家が結びつくという意味もあります。
結婚式の主人公は新郎新婦というよりも、むしろ今までお世話になったゲストたちです。
自己満足で終わっている結婚式もありますが、最近の傾向では「親に感謝の気持ちを伝えるため」「喜んでもらうため」という気持ちから結婚式をあげるカップルが増えているようです。
ナシ婚を選択したカップルが後悔していること
その時はナシ婚でいいと思っていたのに、後で後悔しているという意見もあります。
ナシ婚カップルが結婚式をしなくて後悔している理由はなんでしょうか?
親が残念がっている
子どもの結婚式を見るのをずっと楽しみにしてきたという親の気持ちを知って「結婚式をやってあげればよかったな」と後悔するパターンです。
特に自分たちに子供ができたときや兄弟姉妹の結婚式で嬉しそうな親の顔を見るときに強く感じるようです。
冠婚葬祭で肩身が狭い
結婚式をすると両家の親戚が一堂に会するので、日頃なかなか顔を合わせない親戚でもそこで一気に顔合わせすることができます。
しかし結婚式をしないと親戚が集まる場に初めて行くときに「誰?」と怪訝そうな顔をされることがあります。
写真くらい撮っておけばよかったと後悔
後々感じてくるのが「写真くらい残せばよかった」という後悔です。
結婚式をしなくても若いときにウエディングドレスを着て写真を残しておきたかったと思う女性は多いようです。
どうしても友人の結婚式など、そういった場面を全て回避するのは難しいのでその度に後悔が頭をよぎる人もいるようです。
また子供が生まれて大きくなってから「どうして結婚式の写真がないの?」と聞かれて後悔したという声もあります。
ナシ婚派のカップルが結婚式をして後悔したこと
ナシ婚派なのに周りにすすめられて結婚式をしたといいうカップルもいます。
ナシ婚派が結婚式をして後悔した理由にはこんなものがあります。
親のすすめで結婚式をしたが自分たちらしくなかった
自分たちが結婚式をする気がなかったので、結果親主導になり自分たちらしくない結婚式になったという意見があります。
結婚式をするのなら自分たちらしい式ができるようにきちんとプランニングすればよかったという後悔です。
結婚式をもっと「こうすればよかった」という後悔の方が多いようです。
費用が高額だった
結婚式を挙げたけれども費用が高額で後で後悔したという意見もありました。
確かに結婚式費用は高額でもともと結婚式をあげる気がなかったカップルなら費用のことで後悔することはあるでしょう。
ダケ婚という選択
結婚式をしない選択をするのは簡単です。
しかし、結婚式をしなかった後悔は何年も経ったときにやってくるもの。
確かに費用の面での不安はあるかもしれませんが、何も大々的に披露宴をやる必要はありません。
ナシ婚を選ぶのであれば、むしろ「ダケ婚」という選択が今おすすめです。
- 挙式だけ
- 会食だけ
- 写真だけ
という自分たちに合ったスタイルで結婚式に準ずるセレモニーを行うという考えです。
これなら多額の結婚式費用も心配することなく、身の丈に合う形で思い出を残せます。
ダケ婚については下記の記事をご覧ください。
挙式だけやフェトウェディングについては下記の記事で詳しくご紹介していますので合わせてご覧ください。(2人らしい結婚式の形を探していてください。)
ナシ婚は2人が納得できるかたちで
ナシ婚派は2人でナシ婚のメリットやデメリットをしっかり話し合い後悔しないようにしっかりと意思確認をしておくことが大切です。
今は様々なニーズに合わせて結婚式も多様化しています。
型通りの結婚式が苦手だからといって結婚式をあきらめるよりも、自分たちらしい結婚式や結婚の形を残せるものを見つけてください。
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