「大安吉日、さらには土曜日がベスト…」
なんて、結婚を控えるカップルは結婚式の日取りに頭を悩ませます。
でも、肝心なのは日取りだけではありません。実は結婚式の開始する時間帯がとっても大切なんです。
ゲストによって不満が噴出しがちなのは、実は日取りよりも挙式開始時間なのです!
お盆やお正月など特別な日をのぞけば仏滅でもゲストにはあまり関係のないんだよ。
そこで、結婚式は何時スタートがベストなのか、各開始時間のメリット&デメリットを解説していきます。
それぞれメリットもあればデメリットもある!そこを分かったうえで、自分達とゲストにとって一番よい開始時間を選ぶことが素敵な結婚式をあげるカギです。
それでは早速見ていきましょう!
目次
結婚式の開始は何時から?
結婚式開始の時間帯はザックリ言うと下記のようなになります。
- 午前
- 午後
- 夕方
始まる時間帯は各会場で若干のズレがありますが、午前なら10時もしくは11時に挙式スタート、午後は12時か13時に挙式スタートが多いです。
ただこれは一般的な例なので、式場によっては一日に何組も結婚式をおこなうところもあり、その場合はもっと細かく開始時間を区切っているようです。
夕方の開始時間として多いのは挙式スタートが16時が多いです。完全なるナイトウェデイングだと18時に挙式スタートというパターンもあります。
結婚式にかかる時間はどのくらいか
上記のことからスタート時間についてはわかりましたが、結婚式には実際どれくらいの時間がかかるのか確認していきます。
一般的な結婚式は挙式と披露宴で構成されるのでそれぞれの時間を紹介します。
挙式の所要時間
挙式の時間は神前式でもキリスト教式でもだいたい30分。
けれど、終わってすぐ披露宴開始、「かんぱーい!」というわけにはいきません。例え同じ会場内でも移動があります。
ゲストの着席、新郎新婦の用意などを考えると、挙式開始から披露宴が始まるまで1時間は最低でも見積もっておく方が良いでしょう。
披露宴の所要時間
披露宴の所要時間はだいたい2時間半が相場。お色直しが1回の計算ですが、お色直しが増えると、当然その分披露宴の時間は長くなります。
披露宴でのゲストの拘束時間としては3時間ぐらいと考えておきましょう。
安く抑えるなら夕方からがおすすめ!
挙式披露宴の時間帯を決めるときに、一つ考慮したい材料があります。
それは「割引率」!
日取りによって割引率が違うのと同じように、実は挙式披露宴の時間帯でも割引率が変わってきます。
人気の時間帯ではさすがに、時間帯での割引はききませんが、狙い目は夕方から挙式を行うナイトウエディング♪
とはいえ、ナイトウエディングはまだまだ(特にお年寄りには)人気が少なく、式場側も空きが出やすいため、ナイトウエディングはその他の時間帯よりも比較的安いプラン設定になっていることが多いようです。
つまり節約型ウエディングならナイトウエディングがおすすめ♡
ですが、それぞれの時間帯にメリットもあれば、デメリットもあるのは当たり前。
次からはナイトウエディングも含め、結婚式の時間帯によるメリット&デメリットを見ていきましょう!
午前の結婚式のメリット&デメリット
まず初めに、午前中の挙式披露宴のメリット&デメリットを見ていきましょう。
メリット
縁起が良い
結婚式はめでたいお祝いです。お祝いは午前中に行うのが「吉」と古来から言われています。
特に六曜で言う「先勝」の午後は縁起が悪いとされていますから、午前中の式は特にお年寄りから支持されます。
食事の時間が昼食と重なる
午前中に始まる挙式の場合、移動時間を考えても披露宴で食事がスタートするのが12時前後。つまり、ちょうどお昼時になります。
これはゲストにとっても食事の時間がズレなくて済むので喜ばれます。
披露宴での食事が中途半端な時間になると、軽食を食べるなど食事の時間に合わせた対応が必要になってきますよね。
帰宅時間が早くて楽
午前中に挙式が始まると、遅くとも披露宴の終了時間が2時半ころになります。
この時間帯に結婚式が終わると、遠方から出席してくれたゲストも、帰りの心配をしなくて済みます。
デメリット
ゲストの支度が大変(特に女性)
午前中の挙式披露宴はとにかくゲスト側も準備がバタバタ。
結婚式場までの距離と所要時間を考えると、式場から近い人の場合でも朝11時の式なら10時前には家を出なければいけません。
…となると、女性なら9時前にヘアセットの予約を美容院にしなければいけませんよね?
もしもちょっと遠方からのゲストだともっと早い時間から用意をしておかなければいけません。
早い時間は美容院も早朝料金を取られて高くなるから、女性には負担が大きくなります。
2次会までの時間つぶしが面倒
午前中に式があると、2次会までの時間が空いてしまう場合があります。
そこを配慮してくれて16時くらいに2次会の開始時間を設定してもらえればよいですが、18時開始…なんてなるとかなり時間をつぶさないといけません。
午前中の結婚式のメリット・デメリットまとめ
メリット
- 縁起が良い
- 食事の時間が昼食と重なる
- 帰宅時間が早くて楽
デメリット
- ゲストの支度が大変(特に女性)
- 2次会までの時間つぶしが面倒
午後の結婚式のメリット&デメリット
午後からの挙式披露宴でのメリット&デメリットを見ていきましょう。
メリット
朝、ゆっくり支度ができる
午前中の式と違ってゆっくり朝、支度ができるのが午後挙式の最大のメリット!
特に髪の毛のセットに加えて着物の着付けまである人は、午後の方が断然楽に決まっています(笑)
2次会までの移行がスムーズ
午後の挙式披露宴だと、2次会までの移行がスムーズです。
あまり待つこともなく、スムーズに次の会場に移動、ほどなくして2次会がスタートというタイミングでゲストに喜ばれます。
デメリット
昼食の時間がズレる
午後からの挙式披露宴の場合、正午からはじまる挙式ならまだ良いですが、1時、2時スタートの挙式になると披露宴でご飯にありつけるのが2時もしくは3時という中途半端な時間になってしまいます。
お腹はすくから、おにぎりでも軽く何かつい食べてしまいたくなるのですが、そうすると今度は披露宴の食事を美味しく味わって食べられない…なんてケースも午後挙式あるあるです(笑)
2次会の終了時間が遅くなる
開始時間が遅くなれば当然2次会のスタートも遅くなります。2次会のスタートが遅くなると終わるのも遅くなります…
家が遠い人は2次会で盛り上がっている時に途中で帰らなくちゃいけなくなって寂しい…という意見もあります。
午前中の結婚式のメリット・デメリットまとめ
メリット
- 朝、ゆっくり支度ができる
- 2次会までの移行がスムーズ
デメリット
- 昼食の時間がズレる
- 2次会の終了時間が遅くなる
夕方の結婚式のメリット&デメリット
最近人気のナイトウエディングにも当然メリット&デメリットがあります。
メリット
食事が夕食と重なる
午前中の挙式披露宴と同じように、夕方からの挙式披露宴ではちょうど食事の時間帯が夕飯時になるので、ちょうどお腹がすいているタイミングでおいしく料理をいただくことができます。
演出がロマンチック
なんといっても、ナイトウエディングの最大の魅力はその幻想的なライトアップ。
暗くなってきてから出ないと味わえない雰囲気がナイトウエディングにはあります。
演出もキャンドルや音楽を使ってとってもロマンチックにおこなうことができます。
式場のデコレーションが安くつく
結婚式場のデコレーションに装花をたくさん頼むとすごく費用が嵩みます。
その点、ナイトウエディングでは装花を減らしてキャンドルをたくさん灯すカップルもたくさんいます。
するとロマンチックなのに費用はグッと押さえらえる!ことになり、新郎新婦にとっては嬉しい限りです。
デメリット
2次会ができない
夕方から挙式披露宴が始まるので、終わるのは8時半過ぎ!もう外は真っ暗です。そこから2次会…となると諦めた方がよさそうです。
これは特に、海外挙式を行った人がよく好む方法です。
遠方の人はその日のうちに帰られない
さすがに夜の結婚式となると、遠方の人は泊まりしか方法がなくなってしまいます。
また、次の日が月曜日の場合はいくらその人の為に宿を手配したとしても、有休をとってもらわないといけなくなるので、遠方の人が多い場合、ナイトウエディングは控えた方がよいでしょう。
お年寄りにはきつい
ナイトウエディングは若い人には好評でも、お年寄りは疲れてしまうから嫌がられることも。
人によっては出席を躊躇する人も出てくるかもしれません。
1日がつぶれる
ナイトウエディングは夕方からですが、なんとなく結婚式が夕方から入っていると思うと、その日1日手持ち無沙汰で、時間を有効に使えません。
ゆっくり用意ができるとはいえ、落ち着かないので、夕方の結婚式でも結局1日つぶれてしまう…という意見もあります。
夕方の結婚式のメリット・デメリットまとめ
メリット
- 食事が夕食と重なる
- 演出がロマンチック
- 式場のデコレーションが安くつく
デメリット
- 2次会ができない
- 遠方の人はその日のうちに帰られない
- お年寄りにはきつい
- 1日がつぶれる
ナイトウェディングについて詳しく書いた記事がありますので合わせてご覧ください。
ゲストへ配慮しながら時間帯を決めよう!
結婚式は新郎新婦の自己満足のため!ではありません。
ゲストを招待し、お披露目とともに日頃の感謝を表し、楽しんでいただくためのもの。
まずはゲストありきで挙式披露宴のプランニングをすることが肝心です。
午前中早い時間の結婚式なら、前泊が必要かどうか確認と宿の手配、また夕方挙式の場合も同じようにゲストが困らないように宿の手配など、配慮を持って披露宴を行えばきっとどの時間帯でも皆に喜んでいただける式になるはずです!
みんなに喜んでいただける式にしたいですよね♪
※結婚式の日程(日どり)も合わせて考えたい!という方は以下の記事をぜひご覧ください。
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