挙式スタイルは「キリスト教式」「神前式」そして「人前式」がありますが、最近では披露宴内で行う「宴内人前式」を選択するカップルが増えているようです。
まだまだ新しいスタイルで馴染みのない人も多いかもしれません。
そこで、宴内人前式の流れとメリット、デメリットを実施した人の口コミ等紹介していきます。
宴内人前式は一体どんなカップルに向いている挙式スタイルなのでしょうか?
目次
宴内人前式(披露宴内人前式)とは
通常、挙式(結婚式)は披露宴会場とは違う場所(チャペルや神前など)で行われますよ。
これは人前式の場合も、ガーデンで行ったり、宗教色を省いてチャペルで行うなど、場所はさまざまで自由度が高いですが披露宴会場とは違う場所で行います。
宴内人前式(披露宴内人前式)は最初にも触れましたが、挙式も披露宴も同じ会場で行う挙式スタイルです。
場所を移動することなく披露宴会場ですべて済んでしまうので、招待客は移動する必要がなく、着席したまま和やかに式が進行していきます。
挙式スタイルがよくわからない人は下記の記事をごらんください。
宴内人前式を挙げた卒花や参列したゲストの口コミ
考えていても、わからないので実際に体験した人たちはどう思っているのか見てみましょう。
宴内人前式をした卒花さんの口コミ
アットホーム式をしたい方や節約したいと考え実施した人が多いく、実際やってよかったと感じている人が多いのが印象的。結婚式の費用は高いので節約にるのはとてもいいですね。
宴内人前式に参列した人の口コミ
良かったと思う点は、移動が楽という事でした。
そして実際ゲストの拘束時間が短くなり、移動もないので女性ゲストも高齢者にも好評なのがよくわかりました。
ゲストとの距離が近いので一体感がありアットホームな空気がゲストにも伝わり好印象なのがいいですね。
しかし、こ宴内人前式について悩んでいる人も安心して実施できそうな口コミばかりですね。
宴内人前式の流れ
宴内人前式を選ぶケースが増えていますが、
「宴内人前式がどのように進行するのか分からない」
「宴内人前式に出席したことがないので、どのような流れなのかイメージできない」
という声も多く聞かれます。
そこで一般的な宴内人前式の流れを紹介します。
宴内人前式の流れ
このように、式の流れはキリスト教式に似ていますが、進行を父や牧師の方ではなく、司会者が担当するところが大きな違いです。
宴内人前式を成功さるコツは、人前式と披露宴のメリハリをつけることがポイントです。
場所を移動しないと列席者の気持ちが結婚式から披露宴へ切り替わらず、良く分からないうちにどんどん進行していくということになりがちです。
そのためにも、宴内人前式から披露宴に移る際のアナウンスやBGMのチェンジなど工夫して前後の雰囲気をガラリと変えましょう。
宴内人前式のメリットは5つ
宴内人前式にはどのようなメリットがあるのでしょうか?
メリットまとめ
- 移動がないのでテンポよく進めることができる
- 挙式~披露宴と長時間の拘束がなくなる
- 挙式費用を節約できる
- 自分たちオリジナルの式を作れる
- 新郎新婦の写真が撮りやすい
宴内人前式の魅力を一つ一つ具体的に考えていきましょう。
移動がないのでテンポよく進めることができる
同じ結婚式会場内だとしても、違う部屋で挙式と披露宴を行えばそれぞれに列席者の入場、招待客の入場の時間がかかり、また退場もしかり。
挙式会場が披露宴会場から離れているところなら尚更です。
なので、ずっと着席のまま挙式と披露宴が行われる進行は、そういった方にも安心です!!
しかも、移動や入退場に使う無駄な時間が省けてテンポよく披露宴を進めることができます。
挙式~披露宴と長時間の拘束がなくなる
結婚式と言えば一日がかり。
結婚式会場に着いたらウェルカムドリンクを飲みながら談笑し、その後挙式、移動して披露宴となればトータルするとかなり長い時間かかります。
特にご高齢の出席者だと疲れてしまいますよね。
その点、披露宴単体だと2時間半~3時間ほどなので、時間をずいぶん節約できます。
挙式費用を節約できる
宴内人前式は、その名の通り披露宴の時間の中で行う人前式です。
そのため、当然チャペルや神前を使用する必要がなく、挙式料やチャペル使用料などがかからないのです。
ゼクシィの調査によると挙式料の平均の金額は30.4万なので、結婚式の費用を大きく節約できます!
自分たちオリジナルの式を作れる
キリスト教式・神前式ともに進行に決まりがあるので、挙式を行うにあたって式次通りに進行していかなくてはいけません。時間配分もだいたい決まっています。
その点、宴内人前式は何をやっても自由。
人前式でも厳かな演出をしたいカップルもいれば、面白おかしく招待客と盛り上がりたいカップルもいるでしょう。
新郎新婦の写真が撮りやすい
キリスト教式や神前式ではプロのカメラマンが入り撮影を行いますが、参列者がパシャパシャ写真を撮れるような雰囲気ではありません。
でも宴内人前式なら、新郎新婦が招待客の方を向いているうえ、写真はご遠慮くださいという空気もありません。
挙式の写真を撮る機会は通常あまりありませんから、宴内人前式ならではのメリットでしょう。
宴内人前式のデメリットも
次に宴内人前式のデメリットを見ていきましょう。
デメリットまとめ
- 披露宴の時間を削ってしまう
- 結婚式の厳かさに欠ける
- すべて似たような写真になってしまう
- 新郎新婦の休憩がとれない
- 余興のリハーサル時間が取れない
どんな挙式スタイルにせよ、それぞれメリットとデメリットがあるものです。
披露宴の時間を削ってしまう
宴内人前式は披露宴の中で行う結婚式です。
通常は、教会や神前で挙式を行い、披露宴会場で結婚披露パーティを開くため、披露宴の時間をまるまる披露宴のために使うことができます。
しかし、宴内人前式では披露宴の時間内ですべてを行うので押さえている時間によってはバタバタと落ち着かない結婚式になる可能性があります。
結婚式の厳かさに欠ける
挙式は厳かにけじめをつけて、披露宴はパーティとして楽しく過ごすというのが一般的なスタイルですが、宴内人前式だと結婚の厳かさに欠けるところがあります。
演出や司会進行の腕次第で人前式でも「厳かな雰囲気」を醸し出すことはできますが、披露宴の中で人前式を行うという形は、お年寄りの中には理解できない人もいるようです。
すべて似たような写真になってしまう
宴内人前式だと一つの会場で挙式と披露宴を行うため、撮影する写真がすべて似たような写真になってしまうというデメリットも考えられます。
人前式中も、披露宴中も同じ会場ですから、背景が変わらないと写真のバラエティはなくなります。
管理人は和装で前撮り、セルフでハワイで後撮りしました!
新郎新婦の休憩がとれない
挙式と披露宴が違う場所であれば、移動時間の間少しだけでも新郎新婦は別室で休むことができます。
この休憩の間に、新婦はメイクを直し、髪の毛をアレンジしなおすのですが、同じ会場の場合は、挙式も披露宴の進行の中で行われるため休憩時間はありません。
また、新郎新婦が退場せずにそのまま着席する形の宴内人前式もあります。
余興のリハーサル時間が取れない
披露宴の余興をお願いしている場合、挙式を行っている間に披露宴会場で簡単なリハーサルを行う場合があります。
しかし、宴内人前式はこのリハーサル時間が取れないため、リハーサルが必要な余興の場合は事前打ち合わせで会場側とリハーサルができる場所はあるかなど確認しておかなければいけません。
宴内人前式の人気演出
宴内人前式で人気の演出スタイルを紹介します。
口コミにもありましたが「あっという間に終わってしまった。」「よくわからにうちに終わってしまった。」っということがないようにしたいでうよね。
基本的な式の進行表をもとに自分たちのオリジナルテイストを取り入れることが宴内人前式の醍醐味です。
リングボーイ・フラワーガール
リングボーイは指輪を運んでくれる小さな男の子の意味。
そしてフラワーガールは元々チャペル式でバージンロードを清めるという意味で花びらをまく小さな女の子のこと。
幼い子供たちが、式の一端を担っているという光景は大変かわいらしく会場の雰囲気を笑顔にさせてくれます。
その他、長いトレーンのウエディングドレスなら、トレーンを持って一緒に歩いてくれる「トレーンベアラー」もかわいらしい演出です。
両親と入場
バージンロードを歩くのは父親の仕事…ではありません。
ただ、3人で歩くとなると、バージンロードを広く取る必要がありますから、会場のテーブル配置を考えなければいけません。
結婚式会場によっては2階から降りてくるなど、テーブルを回らずに高砂に進めるデザインのパーティルームもあります。
このような設計のパーティルームだとテーブル配置を考える必要もなく、3人で歩くことが可能です。
ダズンローズのセレモニー
ダズン=12本
ダズンローズのセレモニーとは、12本の薔薇でプロポーズを再現する演出です。
会場の各テーブルに1本用意しておき、新婦が入場し新郎のところまで各テーブルを回って、1本ずつバラを受け取り、ブーケにするというセレモニー。
新郎のところについたら、新婦はそのバラのブーケから一本取り出し、新郎の胸元にさします。
招待客も式に参加してもらうアイデアは人前式で人気の演出です。
リングリレー
リングリレーとは招待客にもお手伝いしてもらって、結婚指輪を新郎新婦のもとに届ける演出です。
長いリボンに指輪を通し、新郎・新婦側2列になって指輪をリボン上で滑らせて新郎新婦のように届けます。
招待客がみんなで息を合わせて指輪を届けるさまは、ゲーム感覚でとても楽しく盛り上がります。
誓いの言葉を工夫
人前式はキリスト教式や神前式と違い、少しカジュアルな雰囲気。
だからこそいろいろな演出ができるのですが、カジュアルなスタイルを利用して誓いの言葉を「選手宣誓」のように工夫する、お互いにオリジナルメッセージを読みあうなど、自由な人前式だからこそオリジナル感を出すというアイデアも素敵です。
招待客に誓いの言葉を手伝ってもらう
招待客に事前に頼んでおき、誓いの言葉を招待客と新郎新婦でやり取りするというアイデアも面白いですね。
誓いの言葉を手伝ってもらう例
新婦側の招待客からは
「結婚したら家事を手伝いますか!?」
新郎側からは
「夫婦喧嘩しても無視はしないでもらえますか?」など笑える質問を投げかけ、
最終的に
「結婚を誓いますか?」
のような質問で締めくくってもらうという手法です。
質問によっては会場に笑いが起き、またジーンとするような答えが返ってくるなど、会場全体が結婚を見守っている空気感はとても思い出深いワンシーンになることでしょう。
ブーケプル
ブーケトスは、ブーケを見事に勝ち取った女性は次に結婚ができるというジンクスがあるという有名な演出です。
でも、食事をする披露宴会場ではグラスやプレート、花瓶など、すでにテーブルにセットされていますから、万が一倒してしまうことを考えると、ブーケトスは披露宴会場ではできません。
そこで、「ブーケプル」と言ってブーケに長いリボンを結び、参加女性にクジのようにブーケを引いて当ててもらうという演出がおすすめです。
飛んでくるブーケをがんばって取る行為は恥ずかしいと思う日本人女性が多い中、ブーケプルは人前式以外でも結婚式で人気の演出アイデアになっています。
宴内人前式に向いているのはこんな人
ここまで、宴内人前式について詳しく見てきました。
式進行プログラム、メリット・デメリットを見るとだいたいどのような雰囲気で宴内人前式が執り行われるのか想像がついてきたのではないでしょうか?
それでは宴内人前式をあげるのはどんなカップルが向いているのか考えてみます。
厳かな結婚式よりも楽しい結婚式でみんなと楽しみたいカップル
神職や神父・牧師が執り行う挙式は、新郎新婦も列席者も緊張してしまうほど厳かな空気があります。
その厳かな空気の中で執り行われる挙式は、結婚を真面目に受け止めこれから2人でともに歩んでいく人生のけじめとなるものです。
しかし、厳かな式は緊張してしまって性に合わないという人もたくさんいます。
宴内人前式なら演出次第で最初から最後までにこやかに招待客と一緒に楽しめる空間を作り上げることが可能なので、「結婚式は皆で楽しみたい」というカップルにおすすめです。
このようなスタイルを選ぶ人に最近人気の1.5次会についても記事も合わせてご覧ください。
https://nws-numazu.jp/after-ceremony/
結婚式費用を節約したいと考えているカップル
結婚とは、その後の引っ越し費用、ハネムーン費用など、結婚式以外にもたくさんの出費が必要になってきます。
そのため素敵な結婚式にはしたいけど、節約できるところは節約したいと考えるのは当然です。
宴内人前式の場合、挙式費用・挙式会場費用がかかりませんから、その分節約できることになります。
その他にも結婚式を少しでも安く抑えるためのポイントはたくさんありますので、詳しく知りたい方は下記の記事も合わせてご覧ください。
無宗教でキリスト教式や神前式に抵抗があるカップル
キリスト教も神道もなじみがないのに、聖歌を歌うことや、難しい言葉を使って神前で結婚を誓うことに抵抗があるというカップルは宗教色が全くない人前式を選ぶケースが多いようです。
神職の方に承認をしてもらうよりも、自分たちを一番よく知っている友人や恩師に証人になってもらう方が良いと考えるカップルには宴内人前式がおすすめです。
枠にとらわれず自由に結婚式をデザインしたいカップルに選んでほしい!!
自由度が高い事が最大の魅力です。
プログラムを0から司会の人と考えていく作業が楽しいと思えるカップルにはピッタリの挙式スタイルと言えるでしょう。
キリスト教式と人前式の違いについて詳しく知りたい方は下記の記事も合わせてごらんください。
会社関係の招待客が少なく友人がメインの結婚式
招待客が多く、しかも招待客に会社関係の人が多い場合、宴内人前式は少しカジュアルすぎて向かないかもしれません。
しかし少人数で仲の良い友人と親族が多い結婚式なら、新郎新婦も周りに気を使うことなく、宴内人前式で出席者と一緒に楽しむことができるのでおすすめです。
宴内人前式を行う際の注意点
宴内人前式を知らない人もまだ多いのでゲストが驚かないように、またよくわからないまま挙式が始まらないようにすることが大切です。
宴内人前式が始まる前にアナウンスしてもらう
宴内人前式を行う際は挙式がはじまる前に司会者にしっかり説明をしてもらいスタートしましょう。
招待状にも宴内人前式であることを書く(宴内人前式の招待状書き方)
招待状に披露宴の前に挙式を行うことを書いておきましょう。
ただ、「宴内人前式を行うと」書いてもわからに人もいるので、「ウェディングパーティの初めに」、「パーティ会場にて」「ウェディングパーティ冒頭に」人前結婚式を行わせていただきます。と一文を入れると良いでしょう。
皆様いかがお過ごしでしょうか
このたび、私たちは新しい人生の出発を迎えるこになりました
つきましては日頃お世話になっております皆様をお招きして
皆様お立会いのもとで結婚式を挙げたく
ウェディングパーティー冒頭に人前結婚式を行なわせていただきます
ご多用中かと存じますが 私たちのスタートを
ともに祝っていただければ幸いです
心よりお待ちいたしております
宴内人前式を検討している人におすすめの結婚式場紹介サービス
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まとめ
宴内人前式は目上の方にはまだまだ馴染みの薄い結婚式スタイルですので、事前にどのような結婚式になるのか説明して理解を得るほうが良いでしょう。
しかし、新郎新婦と招待客の距離が近く、皆でお祝いをするというその会場の雰囲気は和やかで一生の思い出になる結婚式になります。
厳粛な挙式も素敵ですが、最初から笑いに包まれる温かい宴内人前式もまた素晴らしい挙式スタイルではないでしょうか?
また、節約したいカップルにもおすすめです!!
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