お得に理想の衣装を着れるように衣装代について知ろう♪
結婚式のプランニングをするときに、頭が痛いのは結婚式の費用です。
「なるべく結婚式の費用は抑えたいけれど、ゲストの食事やドリンクで節約はしたくない…」
結婚式はお披露目とともに、おもてなしの場でもありますから、そう思うのも無理はありません。
そうすると、節約できるところは会場のデコレーションや演出、そして衣装です。
新婦の衣装は結婚式の顔であり、一番頭を悩ませるところではないでしょうか?
そこで、ここでは結婚式の衣装代の相場と、どうすれば節約できるのかを考えていきましょう!
目次
衣装代にはどのくらいかかる?
衣装代がいくらかかるのかでしょうか?
これはもしかしたら結婚式を考えるカップルが一番気にすることかもしれません。
会場選びと同じくらい大切な衣装選び、特にウエディングドレスは結婚式のメインでもあり、こだわりたいところです。
リクルートブライダル総研の2017年の結婚式トレンド調査によると、「ウエディングドレス(白)+カラードレス」を一着ずつ着用したという人が一番多く全体の57%を占め、ついでウエディングドレス(白)のみという人が14%となっています。
「白のウエディングドレスとカラードレス」という組み合わせを着たという新婦が多い事を念頭において、実際に挙式結婚式にかかった衣装代を見ていきましょう。
このグラフから分かる通り、新婦の衣装代に使った総額は「30万~40万未満」が一番高く19%で、衣装代に使う全国平均は43.7万円となっています。
しかし、新婦の衣装代が一番高いですが、衣装代は新婦だけではありません!
新郎の衣装についても費用がかかります。新郎の衣装は平均1着、次いで2着が多く、衣装代の平均が15.4万円という結果となっています。
挙式披露宴で新郎新婦を合わせると平均59.1万円、挙式披露宴に使う総合計の平均額が354.8万円ですから衣装代が全体の1/6を占めている事が分かります。
新郎の衣装についてはこちらの記事で詳しくご紹介していますので合わせてチェック!
親族の衣装代もかかる!
衣装代がかかるのは新郎新婦だけではありません。
例えば、新郎新婦の父親が着るモーニングコート、そして母親が着る留め袖やドレスをレンタルする場合も多いでしょう。
ゼクシィの調査によると、父親は76%がレンタル、母親は49%がレンタルするようです。
また、出席する親族からレンタルの手配を頼まれることもあります。両親以外で特に多いのはリングボーイやフラワーガールなど小さな子供のタキシードやドレスなどです。
親族の衣装代は誰が払うか
一般的に両親の衣装や親族の衣装は、親やレンタルした人が自分達で負担する場合が多いです。
同じく親族の着付け代、ヘアセット代もともに基本的には親族が負担するものです。
しかし、親から援助を受けて結婚式を挙げる場合はそもそも援助してもらっているので、その中から支払うという形もあるでしょう。
必ず自分たちで思い込まずに双方の親と新郎新婦で親族分の衣装代は誰が出すのか、話し合った方が良いでしょう!(両家で考え方が違う可能性もあります。)
個々の請求になる場合は、式場側に伝えておけば請求書を分けて作ってもらえます。
装飾品の金額もチェックしよう!
衣装代を考えるときについ忘れがちなのが「装飾品」です。装飾品とは、ベールや手袋などの小物類ですね。
衣装代というとドレスや着物の事ばかりに意識が言ってしまって、小物の事を予算に組み込まないカップルが多いのですが、ここは要注意です。
ドレス以外にかかる衣装代として必要な小物類
- ベール
- ティアラやカチューシャなどのヘッドドレス
- グローブ
- インナー
- ジュエリー
- シューズ
和装の小物類
- 着物の下着・裾よけなど
- 足袋
- 半襟(半襟を入れるとグッと華やかになります)
- 花のヘッドドレス(生花の方が高額)
- 日本髪の場合、かんざしや月型櫛
衣装のレンタルショップによって、小物類がついているショップ、小物類はすべて自分で用意するショップに分かれます。
レンタルセットについている小物類はグレードの低いシンプルなものですから、ドレスとのバランスを考えたときにどうしても小物類のグレードも高くする必要があります。
それに加え、白のウエディングドレスとカラードレスでは小物類も変える必要があるので、そこでも2種類の小物のレンタルが必要となることは覚えておきましょう。
一つ一つは少ない金額ですが、あっという間に10万円ほどかかってしまいます。
ドレスの場合、ティアラやネックレスを本物のレンタルにこだわると20万円くらいかかってしまうケースもあるので、成約時に付属の小物類は何があるのか、また小物類の金額は必ずチェックすることが大切です。
衣装は購入するのがいい?それともレンタル?
こだわりの衣装ですが、レンタルするのか、購入するのかどちらにするかで費用がまた変わってきます。
リクルートブライダル総研の調査によると、ウエディングドレスをレンタルしたという人が84%、購入した人が13%とかなり差があります。
費用の面で考えると、ウエディングプランについている衣装でおさめる事ができればそんなに高くはありませんが、ドレスをグレードアップする場合、また、購入する場合は少し高くなります。
上のグラフは新婦が各衣裳に使った総額(レンタル/購入含む)を表したものです。
ウエディングドレスが平均25.6万円、カラードレスが平均23万円、白無垢が平均17.8万円、色打掛が26.3万円となっています。
このうち、衣装を購入した人が平均的に使った額はウエディングドレスで10万~15万、30万~35万円が一番多く、カラードレスの場合は5万~10万円の範囲で購入した人が一番多くなっています。詳しくは下記グラフをご参照ください。
新婦の衣装をレンタルした人が使った費用の場合、ウエディングドレスで30万~35万円が突出して多かったので、30万円未満のドレスを購入するのであれば、レンタルよりも費用を抑えることができると考えればよいのではないでしょうか。
衣装の種類によって費用が違う
衣装にはレンタル・購入の中にもいろいろな種類があるので見ていきましょう。
まず、レンタルする場合は下記のの2種類があります。
- 通常のレンタル
- ファーストレンタル
つまり、着るときはセミオーダーだけど、通常のレンタル商品のように返却するというわけです。通常のレンタルよりもやや高めですが、自分の体にピッタリのサイズを作ることができます。
購入する場合には3種類あります。
- フルオーダーメイド
- セミオーダーメイド
- アウトレット
フルオーダーが一番高く、最低でも30万円~となり、セミオーダーはお店の衣装を自分サイズに作ってもらうというシステムでフルオーダーよりは若干安くなります。
アウトレットもドレスの中にはありますから、気にしないのであれば、アウトレットで気に入るドレスを購入すると大変安くそろえることが可能です。
節約ポイントは?
衣装選びの際の節約ポイントを説明していきます。
提携先からのレンタルの場合
プラン内に収める
衣装選びの際の節約ポイントは当然のことながら、プラン内で納める事です。
しかしプラン内で納めるには標準体形で(平均身長、平均体重)、デザインよりも費用重視の人向けとなっています。
ドレスショップにはプラン以外のドレスもたくさん陳列されていて、気に入ったものはプラン外…という事はよくある話です。
つまりプラン内に収めることができれば、かなりの節約になります。
衣装のスタッフに予算を伝える
提携先、または式場のドレスサロンではドレスに値段がついていないことがほとんどです。
衣装スタッフさんはまず新婦に一番似合いそうなドレスを勧めてくるので、言われるがまま試着をしていくと、当然気に入ったドレスがあっても料金が追加されるハメになり、それではプランにあるものを…と見せてもらうと、質の良いものを見た後ではどうしても劣ってしまいます。
最初から予算を伝えておき、予算内で似合いそうなドレスを衣装スタッフさんに探してもらう事が一番です。
最初からグレードの高いドレスを見ない事も節約ポイントとなります。
提携外お店からレンタル/購入する場合
ドレスショップを数軒回る
ドレスショップを数軒見て、比較することで費用が抑えられることがあります。
それぞれのサロンで気に入ったドレスを選び、最終的に価格で決めることもできますし、同じようなドレスなのに店によって値段設定が違うことがありますから、お店の比較は節約には欠かせません。
持ち込み料を交渉する
提携先以外からレンタルすると持ち込み料が発生し、安くて素敵なドレスを見つけたとしても、結局は提携先でグレードアップのドレスを借りるのと同額になってしまします。
そこで、持ち込み料の交渉です。
まず、見積もりを出してもらう時点で、見積もりの内訳をチェック。
その時に、ドレスの持ち込み料について聞いてみましょう。持ち込み料が発生するのであれば、契約前に持ち込み料の交渉を行います。
「持ち込み料がなければ、この会場で契約しても良いのですが…」という感じで契約を匂わせて持ち込み料を交渉する方法が一番うまくいくようです。
下記の記事で持ち込み料について詳しく紹介しています。合わせてご覧ください。
持ち込み料を負担してもらう
式場で持ち込み料を交渉するよりも、衣装屋さんで持ち込み料を負担してもらう事も可能です。
最初から「持ち込み料負担します」と看板をあげているお店もありますから、こういったサービスを使えば、会場側は保管料を持ち込み料として受け取っているので、きちんと式当日まで責任をもってドレスの管理をしてくれます。
共済を利用する
地域にもよりますが、都民共済や県民共済からドレスをレンタルできます。以下は都民共済のページですが、お住いの地域の共済で調べてみてください。
https://tomin.jp/bridalplaza/dress.html
共済ですので、加盟していないと使えないサービスですが、共済自体が営利目的ではないので、ドレス・小物類一式を格安でレンタルすることができます。
なんと、新郎新婦で5万円という破格な衣装代まで実現可能です!
結婚式を機に加盟すればすぐに衣装レンタルを使えるので、衣装代を安く済ませたい!という方は共済を一つの選択肢に入れることも節約になります。
ちなみに月々の掛け金は2000円で、結婚式後に解約しても問題はありません。
【外部からの持ち込みの場合】衣装選びの注意点
提携先であれば前項でも書いた通り、予算をしっかりと伝え、その予算内のドレスのみを見せてくれるようにお願いすれば特に問題はありません。
注意が必要なケースは、外部からの持ち込みの場合です。持ち込み料を節約できても、持ち込みの場合はいくつか注意点がありますから、よく理解しておきましょう。
受け取りをどこで行うか?
外部からの持ち込みの場合、お店によっては式場に搬入してくれないケースもありますから、事前に確認を。
もし、会場に配達してくれないお店であれば自分で受け取りに行き、会場に持っていくことになります。
これでは大変ですから、なるべく会場に届けてくれる業者が理想です。
また、不慣れなお店だと搬入先との連携が取れず、スタッフとの連絡ミスなどもあり、当日ドレスがどこにあるか…というアクシデントに見舞われることも。
できれば外部でレンタルする場合、その会場に搬入経験があるお店が理想です。
持ち込み料を節約するとメンテナンスはなし
持ち込み料とは衣装の保管料の事を指します。また、その保管料の中にはメンテナンス料金が含まれている場合が多いのです。
ドレスを持ち込んだとしても、ほったらかされていると、当日衣装に皺が…という事態も考えられます。
お店から搬入日時を聞き、式の前日に一度ドレスの確認に向かいましょう。
届いているか、汚れはないか、皺は…とドレスをきちんと確認しなければ当日では遅いですよね。
ドレスのグレードはインナーで調整する
例えば、予算内でドレスを押さたときに少しだけシルエットが気になる…という場合は往々にしてあります。
もちろんドレスをグレードアップすれば見栄えは良くなりますが、費用内に収めてしかもきれいなシルエットを実現するのであれば、インナーにこだわりましょう。
ブライダルインナーを使うことでドレスのシルエットが雲泥の差で変わってきます。
見た目がはるかに変わりますから、インナーにこだわることでドレスの価格を下げられる事がよくあります。
ブライダルインナーについては詳しく下記の記事で紹介していますので合わせてご覧ください。
小物類はどうなっているのか
レンタルする場合、小物類までレンタルについているので心配いりませんが、購入の場合は自分で全て小物類を用意しなければいけません。
「とにかく安いものを!」とだけ考えてしまうと、白とアイボリーなど色が合わなかったり、質がドレスに比べて劣ってしまったりしてしまいます。きちんと試着または合わせて購入しましょう。
小物類のこだわりは、見える部分だけで十分です。例えば靴はロングドレスに隠れて見えません。極端に言えば1980円のシューズでも良いのです。
見えるところにはこだわりを、見えないところで値段の調整をするのも、かしこい衣装選びです。
衣装代を誰が払うかについて
正直、結婚式の費用は高額であり、衣装代はその中でも大きな割合をしめるためお金問題はついて回ります。
ですので卒花のみんなは衣装代の支払いをどのように分担したか知りたいですよね。
結婚式の費用の分担で一番多いのは両家で総額を折半です。
ただ、花嫁の衣装が高額なため、その分は新婦側が払ったという人も多くいます。
理由としては自分で払った方が好きなドレスを気兼ねなく選べるという利点もあるからです。
卒花さんの話を参考にして、費用についてまず2人でどう負担をするかをしっかり話会うことが大切です。
「みんなはこうなのに自分は違う。」と不満に思うのではなく2人で話し合って決めた結果なら納得できるはず!
お金の話はデリケートなことですが、結婚は夫婦になるファーストステップなのでお互いの金銭感覚を知れるチャンスと思って頑張ってみましょう。
事前に結婚式にかかる大まかな費用について知っておくと話やすいと思いますので、下記の記事も参考にしてください。
話し合って納得する形で衣装を決めよう!
結婚式で一番新郎新婦のこだわりが感じられる衣装。今回は衣装の費用について考えてきました。
提携先でのレンタル、外部からの衣装持ち込み、それぞれにメリット・メリットがあり、費用に差が出てしまうのは当然のことです。
レンタルにするのか、購入するのか、また提携先にするのか、外部にするのか、一つ一つのメリット・デメリットを話し合って自分たちの納得する形で衣装を決めていきましょう!
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