結婚式準備ではたくさんの事を決めなければいけません。
引き出物もその一つ。
一般的に引き出物と言われる中にはいわゆる「引き出物(ギフト)」と「引菓子(お菓子)」が含まれます。
また、最近の主流は贈る人によって引き出物の中身を変える「贈り分け」スタイル。
平均的に2~3種類の引き出物を準備するケースが一番多いようです。
結婚式費用の内訳を見てみると、結婚式費用の中、飲食代・衣装代についで3番目に費用がかかることが分かります。
できれば、引き出物は費用を抑えたいところですよね。でも、安っぽいものをあげてももらった人は残念に感じてしまうことでしょう。
そこで、今回は結婚式費用を大きく占める引き出物の費用とかしこい節約術についてお伝えします!
目次
引き出物の相場は?
まず、引き出物にどのくらいの費用を考えておけばよいのか、結婚情報誌ゼクシィを運営するリクルートブライダル総研の調査結果を参考に考えていきましょう。
上のグラフから、引き出物の総額は30万円~40万円が一番多く22.4%、次いで20万~30万円が18.2%、40万~50万円が15.4%という結果になっています。
1人あたりの引き出物の費用では5000円~6000円が一番多く、次に6000円~7000円となるようです。
これは全国の引き出物総額の平均額になりますが、引き出物の費用に関しては地域色が濃く、地域によってかなり差があるものです。
そこで、次に地域別の引き出物総額平均費用を見てみましょう。
このように地域によって引き出物総額にかなりばらつきがあることが見て取れます。
新潟が一番高く平均47.7万円、関西は引き出物にかける費用が比較的低く29.5万円であることが分かります。
ちなみに北海道は会費制の結婚式が大半を占め、引き出物(引き菓子は贈る)を用意する習慣がそもそもないため、他の地域と比べると引き出物にかける費用が大幅に少なくなっています。
自分が住んでいる地域の平均額を参照してうえで、引き出物にかかる費用を節約する方法を考えていきましょう!
引き出物をかしこく節約する方法
リクルートブライダル総研の調査結果によると、1人当たりにかかる引き出物平均額は6600円だそうです。
「6600円なら他で節約すればそんなにたいしたことないのでは?」と思うかもしれませんが
2017年の平均招待客数は64人。
6600円×64人=422.400円!
できるところは節約して、結婚式費用を抑得ることが賢い挙式披露宴プランニングです。
自分で用意する
引き出物にかかる費用を節約する一番よく利用される方法が、「自分で引き出物を用意する」ことです。
引き出物は結婚式場で用意すると手間もかからず楽なうえ、結婚式プランに入っているもの場合もあります。
しかし、結婚式場で購入する引き出物は定価、もしくは中間マージンが含まれた値段であることが多く、違う場所で同じものを購入する方が安くなるのです。
その分、他所で引き出物を探す、購入する、そして搬入するとかなり時間はかかってしまいますが、手間を惜しめば節約をすることはできません
しかし、自分で引き出物を用意する際、必ず確認しないといけないのは「持ち込み料」です。
結婚式場への持ち込み料は式場事に違いますが、
一つにつき300円~500円の持ち込み料がかかることが多いのです。
300円×60なら18.000円。
持ち込みするだけで18.000円なら自分で持ち込みをする意味がなくなります。
レストランウエディングの場合、持ち込み料がかからないことが多いのですが、ホテルや専門の結婚式場ではほとんどのケースで持ち込み料がかかるので、契約する前に確認しておきましょう。
また結婚式プランにあらかじめ入っている場合は、持ち込んでもプランに入っている分が総額から引かれるわけではありません。
持ち込み料について下記の記事で詳しく説明していますので、合わせてご覧ください。
ヒキタクの利用
ヒキタクとは「引き出物の宅配」のことです。
結婚式に出席するのはいいけれど、「引き出物は大きくて重いため持って帰るのが大変!」というゲストの声があります。
そんな声に応じるように生まれたのが引き出物の宅配サービス。
ゲストには結婚式に引き出物を持ち帰っていただくスタイルでなく、後日ゲストの自宅に郵送するというスタイルです。
これなら大きな荷物を持って帰る必要もなく、持ち込み料を気にする必要もありません。
ただし結婚式当日に引き出物がないとゲストは戸惑ってしまいます。
司会の方に「大きな荷物をお持ち帰りいただくのは恐縮だという新郎新婦のご希望で、本日の引き出物は後日ご自宅にお届けするようになっております」というアナウンスや、テーブルに引き出物が後日宅配されるという旨の手紙を用意するなど、ゲストへの配慮を忘れないようにしましょう。
ヒキタクで有名なサイトと言えば「PIARY(ピアリー)」があります。
ピアリーのヒキタクは、引き出物を2品・3品・5品の品数から選べる上に、引き菓子や引き出物も好きなものを選べるので、送る人の好みに合わせられるのがとってもおすすめです。
また、ヒキタクサービスはもちろん結婚式で欠かせないペーパーアイテムから引き出物、二次会の景品までそろえることができるので、参考になるのではないでしょうか?
ちなみにHPでは12,000円以上でスペシャル割となっています。
引き出物なら必ず12,000円以上になりますから、持ち込み料もかからず、割引も適用されかなりの節約になるのこと間違いなしです。
いろんなサイトで比較する
人気の引き出物はカタログギフトが今は主流ですが、そのほかにも食器やキッチン用品なども人気です。
今はインターネットで検索することができるので、贈りたいものが決まったら複数のサイトで比較検討しましょう。
サイトによって割引率が違う、送料無料になるなど、同じものでも総合計が変わってくるので、よく比較することで節約することができます。
先ほどご紹介したピアリーの場合、買えば買うほど割引率が高くなるのでチェックして見てもいいかもしれません。
また、トップブライダルではブランドの引き出物も多く取り揃えており、のしをつけてくれたりと質の高いサービスを提供してくれます。もちろん、商品も多く取り揃えていますので、ぜひチェックしてみましょう♪
カタログギフトの割引
今の主流はカタログギフトですが、カタログギフトを注文する人が多いために金額が一目瞭然という事もよくあります。
けれど、カタログギフトを安く購入したことは分かりません。
結婚式場で購入するカタログギフトと同じものが、他所では安く購入できる場合があります。
同じカタログでも比較検討することが大切です。
共済割引の利用
共済のブライダル割引を使う方法も、賢い節約術です。
都民共済、県民共済でブライダルの割引を受けられるサービスがあります。
結婚式費用や衣装代、もちろん引き出物も割引ができます。
共済に加入していないと使えないサービスですが、結婚式後に解約しても何の問題もないので、共済割引は一つ覚えておくとよいサービスと言えるでしょう。
また、割引といえば百貨店のブライダルクラブもあります。
ブライダル会員は各百貨店が展開しており結婚指輪から引き出物まで5%~20%割引で購入することができます。
割引がない百貨店もありますが、その場合はクラブポイントのポイント率が通常よりも高くなるなどのサービスになります。
引き出物の袋を準備
引き出物の袋を自分で準備することも、一つの節約です。
通常買い物に行くと袋は無料でついてくるので、袋で節約と聞くと不思議に思うかもしれませんが、見積もりの内訳をよく見てみると、引き出物袋「○○円」と書いているはずです。
引き出物袋は式場によって価格が違いますが、だいたい400円~500円ほどです。
400円×60人=24.000円、ご夫婦で出席される方もいるので×60人にはならないとは思いますが、それでも袋代だけでも馬鹿にならない値段だということが分かります。
引き出物用の袋を別注すると100円前後で購入することができます。
これも先ほどご紹介したピアリーやトップブライダルでも安く購入することができます。
式場のロゴが入らないので、ケチったな?と思われる危険性もありますが、無地の袋に自分でハンコを押すなど手作り感を出せば反対にこだわりがあったのだな、と思ってもらえます。
また、ハイブランドの引き出物を購入する場合はただで袋を用意してもらえます。
「引き出物に使いたいので大きな袋をお願いします」と言えば喜んで用意してもらえるはずです。
この場合ハイブランドの引き出物袋になりますから、ケチったとはまず思われません。
安くするうえでの注意点
節約術はいろいろありますが、安くするうえでの注意点も当然あります。
あらかじめ持ち込み料は交渉する
例えば引き出物を外注した場合にかかる持ち込み料は、交渉次第でタダになる場合があります。
しかし持ち込み料を交渉するのであれば、契約した後では難しくなります。
契約する前の見積もり確認の時までにある程度引き出物をどうするのか、考えておきましょう。
そして持ち込みするのであれば、見積もり内容を確認し、契約前に引き出物を持ち込みたい事、持ち込み料はなんとかならないか?という意志を伝えるとスムーズにいきます。
持ち込み料の交渉など、値引き交渉について下記の記事で紹介しています。気になった方は下記の記事も合わせてご覧ください。
引き出物でがっかり感を出さないようにする
ゲストからの声の中に、引き出物が安っぽかったという意見もよく聞かれます。
何から何までケチってしまうとさすがにゲストも分かってしまいます。
引き出物をすべて安く済ませるのではなく、こだわるポイントを一つ入れると節約したことが分かりにくくなるのでおすすめです。
まとめ
引き出物は結婚式費用の内訳の中でも大きな割合を占める項目です。
賢く引き出物を節約することで、結婚式費用を抑えることができますから、
結婚式場で契約する前に見積もりをよく読んで、自分たちで引き出物を用意するのか、引き出物を式場で注文するのかしっかり考えましょう。
結婚式プランに最初から引き出物が含まれている場合もありますから、引き出物を外注しようと思っている人は、引き出物が含まれているプランを選ばないようにしましょう。
引き出物はゲストへの感謝の気持ちを表すものでもあります。
品物自体をケチるのではなく、良い品を安く調達できる方法を考えることが大切です。
まずは、ピアリーやトップブライダルのような引き出物を安く買えるサイトをチェックしてみて、満足のいくものを揃えるようにしましょう♪
引き出物と合わせて気になるプチギフトについては下記の記事でご紹介しています。
前撮りの写真を入れて2人オリジナルのものが流行っています。
https://nws-numazu.jp/faq/petite-gift/
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