六曜の暦において、仏滅は「縁起の悪い日」というイメージが定着していますが、
仏滅に結婚式を挙げることは本当に良くないのでしょうか?
今回は仏滅に結婚式を挙げるカップルの推移と仏滅結婚式のメリット、デメリットについて解説します。
仏滅に結婚式をあげることを迷っている方の参考になれば幸いです。
目次
仏滅とはどういう日か
誰でも一度は「仏滅」という言葉を聞いたことがあるかと思います。
「仏滅」の意味としては仏も滅する凶日(六曜の中で最も悪い日、家で大人しくすべし)。
このような意味から「仏滅」のイメージは「何をするのも縁起の悪い日」という印象があり、お祝い事では避けられています。
ただ、実際に六曜に詳しい人は今は少なく、若い人たちにはあまり浸透していません。
六曜とは
そもそも仏滅とは鎌倉時代に伝えられた、六曜という民間信仰で、ひと月を5等分に分けて(週6日)分かりやすく使っていた、今の七曜がなかった時代のものです。
六曜には先勝、友引、先負、仏滅、大安、赤口があります。
一旦明治政府に、迷信の色が強すぎると禁止されたのですが、戦後の混乱もあり禁止する方針がなくなったため、占いなどで活用されるようになり現在に至ります。
宗教とは全く関係のないものです。
仏滅の意味
「仏滅」とは六曜の中で最も凶の日といわれ、お祝い事では避けるべき日だと信じられていますが、午後は縁起が良いとする説もあります。
現代では占いの色が濃く、お釈迦様は「占い」自体を禁じていますので、仏教徒が六曜を気にするという事がそもそもおかしいのです。
結婚式は大安を選ぶ人が多い
結婚式では昔から「大安吉日」と言って六曜の大安の日を選ぶ習慣があります。
戦後に流行ったものが慣習化されたものですから、今の50代から上の年代の方が、1番六曜を気にします。
そのため、結婚式の日取りを決める際、親の意見を聞くと「大安にしなさい」と言われることが多いのです。
「大安」とは「大いに安し」、何をしてもうまくいく「吉日」という仏滅とは全く反対のおめでたい日です。
そのため大きなホテルなどでは「大安」の日に10組以上の結婚式が執り行われることもあり、結婚式の予約が一番取りにくい日となっています。
仏滅結婚式は気にしたほうが良いのか?
仏滅に結婚式を行うと離婚する事になるかもしれないから、やっぱり避けたいと思う人はいまだに多いようです。
実際には何の根拠もない六曜の意味ですから「大安」にしても「仏滅」にしても、上手くいくカップルは上手くいくのですが、おめでたい日に悪いジンクスがつくのを避けるというのは当然の心理です。
自分たちの世代にはもう六曜という概念を気にしない人も多く「仏滅に結婚式をする」気でいても、親の世代から反対意見が出ることは予想しなければいけません。
実際に六曜を気にして結婚式の日取りを決める事は慣習化されているため、2016年度の調査でも、仏滅に結婚式を執り行ったカップルは一番数が少ないと、データが現れています。
しかし、グラフを見ると挙式披露宴の日取りを大安の日だけにこだわらなくなってきているようですが、やはり仏滅に挙式を執り行うカップルは依然として少ないことが分かります。
また、このグラフは全国平均の数字をもとに作成したものですが、地方に行くと縁起を担ぐ人が多いのか、東北や東海では仏滅に挙式披露宴を行うカップルの数が平均よりもさらに下がります。
仏滅に結婚式をするメリット
それでは実際に「仏滅」に結婚式を執り行うメリットはあるのでしょうか?
挙式披露宴の希望時間が通る
人気の結婚式場だと、大安の土日は1年後まで予約がいっぱいだという式場も多いものです。
それでは大安は諦めて違う日に..と、他の六曜の日にしても空きはあるものの、時間帯が限られてきます。
その点仏滅は、仏滅の日に結婚式をあげようというカップルがいまだに少ないため、披露宴のスタート時間が希望通りに行くことが多いです。
ゆったりと時間を組める
仏滅の日は当日、結婚式数が少ないため、会場をゆっくりと使うことが可能です。
スタッフも多数の結婚式を抱える大安と違って、気持ちにもどこか余裕があり不測の事態にも嫌な顔せず対応してくれるでしょう。
仏滅割引がある
一番のメリットだと言えるのが、「仏滅割引」です。
結婚式場のウエディングプランには、「仏滅割り」と謳っている式場と、「お日柄限定スペシャルプラン」といった名前で仏滅プランを出している場合があります。
また親族控室の室料無料や、料理のグレードアップなどの特典もついてきますので、会場を回って確認すると比較検討しやすいのではないかと思います。
仏滅結婚式のデメリット
仏滅結婚式のデメリットもしっかりと確認しておきましょう。
親、親族の反対
やはり、仏滅結婚式の最大のデメリットは親、親族からの反対でしょう。表だって反対されないにしても、良い顔はされません。
また、親族内で「仏滅に結婚式をするなんて、非常識ねぇ」というような声は当然予測される事です。
本人たちが気にしなくとも、周りからそれなりの反対意見は出ることは覚悟が必要です。
何か問題が起きたときに仏滅結婚式を持ち出される
当日、晴れて素晴らしい結婚式を挙げても、もし数年後に夫婦に不和が生まれると、本人たちだけではなく、周りから「仏滅に結婚式なんてあげるから」などと言われかねません。
普段は忘れていても、問題が起きたときに限って結婚式を仏滅にあげた二人という事実を周りから思い出させられます。
本人が問題に直面している時、周りから結婚式の事をとやかく言われることは、ストレスに拍車をかけられるようなもの、こういう嫌な事態になることも覚悟しておいた方がいいでしょう。
仏滅結婚式の注意点
仏滅結婚式は、迷信ともいえる六曜をもとにした占いのようなものです。
「気にしなければそれでいい」と言えますから、本人たちが仏滅でよければ何の問題もありません。
しかし、2人の為の結婚式とは言え結婚とは2つの家族を結びつけるものでもあり、両家の親、親族の意見にもしっかりと耳を傾ける姿勢が大切です。
特に、親を無視して勝手に日取りを決めた後から親が怒っていると聞くことにならないようにしてください。
両親に話時のポイント
- そもそも仏滅とはなんなのか
- 仏滅結婚式の費用が安い事
- 仏滅でないと、結婚式場の予約が難しい事
この3つを親に伝えて、理解を得ると良いのではないでしょう。
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まとめ
若い人たちの間では、仏滅、大安といった六曜にこだわらない人も増えてきました。
式場によっては仏滅割りを行っているところもあり、仏滅に式を挙げると結婚式費用が安くなるため、若い人は仏滅結婚式を選ぼうとするかもしれません。
しかし親の世代にはまだまだ反対意見が多く、仏滅結婚式を行う場合はきちんと両家の親と話し合いをすることが必要です。
入籍日が「2人が法的に夫婦になる日」ですから、入籍日に大安を選べば、たとえ仏滅に式を行っても何の問題にもならないでしょう。
ともあれ、仏滅結婚式はカップルの2人だけではなく、親、親族の意見を聞いて話し合ったうえで決めることが重要です。
六輝に関わらず結婚式の日取りの決め方で注意すべきことをまためた記事もありますので合わせてご覧ください。
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