結婚式費用を捻出するのはかなりの負担。当然ご祝儀をあてにしている人も多いですよね。
しかしご祝儀だけでは結婚式費用全額を賄うのはなかなか厳しいもの。
さらにいえば結婚式費用をいくらくらい用意しておけばいいのと不安な人も多いのではないでしょうか?
これで結婚式の予算の計算はバッチリです♪
目次
結婚式費用の平均自己負担額はいくら?
結婚式にかける費用はここ10年ほど毎年値上がりしています。
ゼクシィを運営するリクルートブライダル総研の昨年の調査では、結婚式費用の全国平均は354.8万円、東京都内の平均では少し高く370.6万円となっています。
では肝心の自己負担額がいくらになるのか?というところですが、リクルートブライダル総研の調査では結婚式費用総額しかの全国平均が発表されていないので、ここからは東京を例にとって話を進めていきます。
≪東京での結婚式費用≫
総額平均は370.6万円
≪東京の平均ご祝儀金額≫
平均227.4万円
≪平均ご祝儀金額を差し引くと≫
自己負担額が平均143.2万円
ご祝儀を考えてもかなり自己資金を用意しなければいけないことが分かりますね
結婚式の自己負担額の計算方法
さて、自己負担の平均金額は分かりましたね。
ただ、「じゃあ自分の結婚式の負担額はいくらなの?」と思うのではないでしょうか。
そこで自分の結婚式で負担額がどのくらいになるのか、計算方法を覚えておくと便利です。
結婚式にかかる費用は招待客の人数で大きく変わってくるので、招待する人数から考えていくとよいでしょう。
結婚式費用の計算方法
招待客1人あたりにかかる費用は平均5.9万円とされています。
1人にかかる平均費用に招待人数をかければ自分の結婚式にかかる費用をおおよそ計算することができます。
≪招待客30人の場合≫
5.9万円 × 30人 = 177万円
≪招待客40人の場合≫
5.9万円 × 40人 = 236万円
≪招待客50人の場合≫
5.9万円 × 50人 = 295万円
目安として、「招待客が50人を超えると結婚式費用が300万円オーバーする」と覚えておくとよいでしょう。
結婚式のご祝儀額の計算方法
招待人数が決まれば、いただけるご祝儀金額を計算することで実際の自己負担額を知る事ができますよね。
とはいえ、ご祝儀金額は招待客によってもバラバラ、どのように計算すればよいのでしょうか?
昨年のリクルートブライダル総研調査によるとご祝儀額は下記のようになっています。
ご祝儀の金額 | |
---|---|
上司 | 4.0万円 |
友人 | 3.0万円 |
親族 | 6.6万円 |
親族が6.6万となっていますが、夫婦で来たり、一人だったりで金額は変わってくるので不足してしまうのではと不安になりますのよね?
すっきりしない人は下記を目安に計算しましょう。
≪両親、おじおば、祖父母の場合≫
夫婦で10万円
どちらひとりで5万円
≪兄弟姉妹、いとこの場合≫
夫婦で5万円
未婚、どちらかひとりで3万円
※学生の場合は0万円でカウントしておきましょう。
また、甥っ子・姪っ子・いとこの子どもなどは、ご祝儀の計算では人数にカウントしません。
ご祝儀を招待客ごとに足して計算するのも大変だと感じた方は
ざっくり計算するなら招待客1人につき3.3万円計算する
こうすると実際の金額に近くなります。
ただし、ざっくり計算をした場合に招待人数が30人の小規模で親族が多い場合は、若干計算結果よりもご祝儀が多くなります。
結婚式の自己負担が増える項目をチェック
結婚式費用の自己負担額の平均金額が143.2万円ですが、平均はあくまで目安ですから当然自己負担額が見積もりよりも低くなる場合、高くなる場合があるはずですよね。
そこで、なぜ自己負担額が増えてしまうのか?自己負担額が増える項目を紹介します。
飲食費用
自己負担額が増える一番の要因は食事やドリンクのグレードアップです。
また招待客も食事やドリンクを楽しみにしている人が多いので、見積もり項目の中でも飲食費用には予算を多めにとる傾向があるようです。
衣装の追加
衣装のグレードアップもしかり。
結婚式の華はやはり花嫁ですから、ウエディングドレスのグレードアップ、お色直しの回数によって見積もりよりも衣装に費用が掛かってしまったという人が多いようです。
写真・ビデオの追加またはランクアップ
写真・ビデオの追加にも費用がかかります。
思い出に残る写真やビデオはやはりプロカメラマンの方が圧倒的にきれいです。
またアルバムや焼き増しの写真数を増やすとそれだけ予算もかさみます。
全データがもらえなら、自分で印刷して配るのも一つ節約になります。
装花のグレードアップ
会場の装花によって結婚式の華やかさが変わります。
またブライダルフェアや見学会で豪華な装飾
を見てしまうとついつい装花をグレードアップしたくなってしまうのです。
演出の追加
演出にはお金のかかるもの、費用をかけずにできるものの2種類があります。
たとえば招待客1人1人に手書きの手紙を用意するのは費用ゼロ演出ですよね。
対して生バンドを呼べばそれなりの費用がかかります。
引き出物のグレードアップ
通常プランの引出物では少し物足りない…という時に引き出物のグレードアップをすることもあるでしょう。
引き出物を500円アップするだけでも招待客が50人なら500円×50でそれだけでも25,000円ですから、引出物のグレードアップは意外と響きます。
自己負担が増える項目まとめ
- 飲食費用
- 衣装の追加
- 写真・ビデオの追加またはランクアップ
- 装花のグレードアップ
- 演出の追加
- 引き出物のグレードアップ
打ち合わせを進める際、自己負担が増える項目に気をつけて話をすすめていきましょう。
全てを安くしようとするのではなく、ゲストに喜んでもらえるように考えながら、追加やアップグレードが必要かどうか決めましょう。
さらに詳しく費用の内訳や支払いのタイミングについて知りたい方は下記の記事をご覧ください。
自己負担金が多すぎて払えない場合
結婚式費用は最初の見積もりよりも100万円強アップするのが通例ですが、自分たちで用意した結婚式予算を超えてしまい、結婚式の支払いが困難な時はどうしたらよいのでしょうか?
支払日の確認
ほとんどの結婚式場は結婚式の1週間から10日前に結婚式費用の全額を支払うシステムです。
しかし前払い方式だとご祝儀が見込めないのでかなりの負担ですよね。
会費婚、スマ婚は後払い可能なので貯金がない人はぜひこういった会社を賢く利用しましょう。
プラン変更の相談
最終明細がでてしまってからプラン変更はなかなか厳しいものがあります。
しかし、例えゲスト1人につき1000円でも節約できれば50人なら5万円の節約!
式場側も支払いが難しいと言われるよりも、相談に乗る方がお得というものです。
ブライダルローンの活用
銀行のブライダルローンを組むという手もあります。
ブライダルローンは普通のカードローンに比べて使用目的がはっきりしているので、安い金利で借りる事ができます。
ただし、カードローンよりも厳しい審査があるのは覚えておきましょう。
親に相談
最終手段は両家の親に相談する事です。
結婚式ができなくなってはかえって親不孝…(泣)ということもありますから、正直に自分たちの状況を相談することは決して悪い事ではありません。
まとめ
結婚式費用は計画段階からおおよその結婚式費用と、自己負担額を頭に入れ、予算内で結婚式の計画を立てることが最善方法です。
予算がだいたい決まれば、自分たちがこだわりたいポイント、そして節約できるポイントが自ずと分かってきます。
まずは招待客を何人に設定するのかを2人で話し合い、自己負担額を計算してみましょう。
これで失敗のない予算繰りができるはずです♪
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